今月の主題 HBV・HCV検査法の新しい動向―標準化に向けて
技術解説―測定法の限界と検査の進め方
イムノクロマトグラフィー法の特徴と問題点
北橋 繁
1
,
巽 典之
2
Shigeru KITAHASHI
1
,
Noriyuki TATSUMI
2
1大阪市立大学医学部附属病院・輸血部主査
2大阪市立大学大学院医学研究科臓器器官病態内科学
キーワード:
イムノクロマトグラフィー法
,
抗原抗体反応
,
検出限界
,
非特異反応
Keyword:
イムノクロマトグラフィー法
,
抗原抗体反応
,
検出限界
,
非特異反応
pp.265-272
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905058
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臨床検査の分野では,種々の検査法を用いてより精度よく臨床に即した検査結果を迅速に報告することが求められている.近年,感染症検査をはじめとするイムノクロマトグラフィー(IC)法は,試料が毛細管現象中に生じる抗原抗体反応を利用した測定法であり,簡便で短時間に測定可能である.そのIC法は,特殊な機器を使用することなく目視による定性判定のため誰でも測定が可能な点から日常および緊急検査に導入されている.
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