Japanese
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特集 インフルエンザの施設内感染予防策
7.新型インフルエンザの流行が差し迫った場合のワクチン予防とその課題
Pandemic influenza vaccination during the initial phase of pandemic influenza and the confronting problems
大石和徳
1
Oishi Kazunori
1
1国立感染症研究所感染症疫学センター長
キーワード:
パンデミックインフルエンザ
,
プレパンデミックワクチン
,
パンデミックワクチン
,
特定接種
,
住民接種
Keyword:
パンデミックインフルエンザ
,
プレパンデミックワクチン
,
パンデミックワクチン
,
特定接種
,
住民接種
pp.72-76
発行日 2015年11月25日
Published Date 2015/11/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201512072
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新型インフルエンザがH5N1亜型で発生した場合は,H5N1プレパンデミックワクチンが備蓄されており,有効性が期待できるワクチンであれば海外発生時から4カ月程度で接種が可能となる。一方,H5N1以外の亜型で発生した場合,細胞培養法によるパンデミックワクチンが製造され,海外発生時からワクチン接種までは半年以上の時間を要する。特定接種は国が実施主体となり,住民接種は市町村が実施主体となる。特定接種,住民接種,いずれの場合も,ワクチンの流通体制についてはすでにシミュレーションが実施されている。