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特集 クロストリジウム・ディフィシル感染症
6.クロストリジウム・ディフィシル感染症の感染対策
Infection control and prevention of Clostridium difficile infection
山岸由佳
1
,
三鴨廣繁
2
Yamagishi Yuka
1
,
Mikamo Hiroshige
2
1愛知医科大学病院感染症科/愛知医科大学病院感染制御部 准教授
2愛知医科大学病院感染症科/愛知医科大学病院感染制御部 主任教授
キーワード:
クロストリジウム・ディフィシル
,
感染対策
Keyword:
クロストリジウム・ディフィシル
,
感染対策
pp.58-62
発行日 2014年12月25日
Published Date 2014/12/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201501058
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Clostridium difficileは有芽胞菌であり,熱,乾燥,アルコールに耐性である。クロストリジウム・ディフィシル感染症(C. difficile infection:CDI)確定例あるいは疑い例に対しては接触感染予防策が必要である。特に環境は十分な伝播媒体になり得ることを認識することがアウトブレイク予防において重要である。また,まれではあるが芽胞が空気中からも分離されていることが報告されている。隔離解除のタイミングについては十分なエビデンスはない。