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特集 クロストリジウム・ディフィシル感染症
3.クロストリジウム・ディフィシル感染症の検査診断法
Microbiological tests for the diagnosis of Clostridium difficile infection
豊川真弘
1
Toyokawa Masahiro
1
1大阪大学医学部附属病院・医療技術部検査部門
キーワード:
糞便中グルタメートデヒドロゲナーゼ検出法
,
糞便中トキシンA・B検出法
,
分離培養法
,
3ステップアルゴリズム法
Keyword:
糞便中グルタメートデヒドロゲナーゼ検出法
,
糞便中トキシンA・B検出法
,
分離培養法
,
3ステップアルゴリズム法
pp.40-46
発行日 2014年12月25日
Published Date 2014/12/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201501040
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クロストリジウム・ディフィシル感染症(Clostridium difficile infection:CDI)の検査診断には,おもに酵素免疫測定法による糞便中トキシンA・B検出法が用いられているが,感度が低いという問題がある。正確なCDI診断のためには,糞便中グルタメートデヒドロゲナーゼ検出法/糞便中トキシンA・B検出法/分離培養法を組み合わせた3ステップアルゴリズム法の採用が望ましいが,検査室の規模や保険適用の問題により,実施困難な検査室が多いのが現状である。