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連載 私達の研究(132)
東アフリカの高地マラリアとインド洋ダイポールモード現象
Malaria in the East African highlands and Indian Ocean Dipole
橋爪真弘
1
Hashizume Masahiro
1
1長崎大学熱帯医学研究所小児感染症学分野 教授
キーワード:
マラリア,インド洋ダイポールモード現象,気候変動,東アフリカ高地,時系列解析
Keyword:
マラリア,インド洋ダイポールモード現象,気候変動,東アフリカ高地,時系列解析
pp.113-120
発行日 2014年2月25日
Published Date 2014/2/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201403113
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マラリアは熱帯および亜熱帯地域を中心に年間約2億1千万人が罹患し,63万人が死亡するもっとも重要な感染症のひとつである1)。人類はこれまでマラリアの脅威に対抗するため多くの努力を重ねてきた。しかしながら,その長い歴史にもかかわらずマラリアはいまだ脅威の存在であり続けている。実際,東アフリカ高地におけるマラリア流行の変遷はそれを物語っている。