グラビヤ
東アフリカの医療を訪ねて—東アフリカの現地人
高木 隆郎
1
1京大医学部精神医学
pp.5-12
発行日 1965年2月1日
Published Date 1965/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913493
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筆者は1964年7月より11月まで,京都大学アフリカ学術調査隊に参加,主として東アフリカのタンガニイカで現地診療や精神病院滞生のかたわら文化人類学的,比較精神医学的調査に従事,またケニヤの首都ナイロビにも経路の関係で立寄ってているほか,南アフリカ連邦にも足をのばした。東アフリカにかつて英領植民地であったが,タンガニイカは1961年,ケニヤは1963年独立,未だ文明の恩恵から遠い住民の生活だが,中央ではかなり社会主義的な政策も進められている.以下東アフリカの医療事情を主として紹介する。
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