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特集 わが国でも問題のベクター媒介性感染症
７．重症熱性血小板減少症候群（SFTS）ウイルスの分離から最新の知見まで
Isolation of severe fever with thrombocytopenia syndrome virus and the recent findings
前田健
1
Maeda Ken
1
1山口大学共同獣医学部獣医微生物学教室 教授
キーワード：
重症熱性血小板減少症候群（SFTS）
,
ダニ
Keyword:
重症熱性血小板減少症候群（SFTS）
,
ダニ
pp.75-88
発行日 2014年1月25日
Published Date 2014/1/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201402075
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重症熱性血小板減少症候群（severe fever with thrombocytopenia syndrome：SFTS）ウイルスは2011年に中国より報告された新しいブンヤウイルス科フレボウイルス属のウイルスである。昨年（2013年）１月にはわが国でも報告され，感染症法四類感染症，三種病原体に指定された。致死率が高く，節足動物媒介と言われているがいまだ不明な点も多い。本稿ではわが国でのSFTSウイルスの分離の経緯とこれまでの報告を紹介する。
