Japanese
English
特集 肺炎ガイドラインの現状と課題
5.肺炎の予防戦略
Preventive strategy of pneumonia
丸山貴也
1
Maruyama Takaya
1
1国立病院機構三重病院呼吸器内科
キーワード:
インフルエンザワクチン
,
肺炎球菌ワクチン
,
肺炎球菌性肺炎
,
高齢者肺炎
Keyword:
インフルエンザワクチン
,
肺炎球菌ワクチン
,
肺炎球菌性肺炎
,
高齢者肺炎
pp.101-111
発行日 2013年4月25日
Published Date 2013/4/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201305101
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高齢者にとって肺炎は生命を脅かす疾患であり,肺炎による死亡者の95%以上を65歳以上の高齢者が占めている。肺炎の原因微生物の中でもっとも頻度が高く,重症化しやすいとされているのが肺炎球菌である。またインフルエンザウイルスに感染後,肺炎球菌性肺炎を合併すると重症化することが明らかとなっている。肺炎の発症を予防し,重症化を抑制するためにはインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンを両方接種することが重要である。