特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! ワクチン
福士 元春
1
1武蔵国分寺公園クリニック
キーワード:
BCGワクチン
,
インフルエンザワクチン
,
ワクチン
,
予防接種
,
Evidence-Based Medicine
,
肺炎球菌ワクチン
,
パピローマウイルスワクチン
Keyword:
Evidence-Based Medicine
,
BCG Vaccine
,
Influenza Vaccines
,
Vaccination
,
Vaccines
,
Pneumococcal Vaccines
,
Papillomavirus Vaccines
pp.133-138
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106239
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<Key Points>◎HPVワクチンによる子宮頸癌発症の予防効果を検討した初めての観察研究が発表され、浸潤性子宮頸癌発症は63%少なく、特に17歳未満の接種では88%少ないという結果であった。◎小児のインフルエンザワクチン接種でインフルエンザ関連入院が少なくなり、妊婦のインフルエンザワクチン接種で乳児のインフルエンザ発症が少なくなることが、メタ分析で確認された。◎成人やハイリスク者への肺炎球菌ワクチン接種で、心血管疾患発症や総死亡が少なくなることが、複数のメタ分析で確認された。◎高齢者に対するBCGの感染症予防効果が小規模RCTにて確認された。国内での検討など今後の報告が待たれる。
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