第Ⅲ部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~
パーキンソン病治療薬
山西祐輝
1
,
野元正弘
2
1愛媛大学大学院医学系研究科薬物療法・神経内科学
2愛媛大学大学院医学系研究科薬物療法・神経内科学 特命教授
pp.667-673
発行日 2018年2月28日
Published Date 2018/2/28
DOI https://doi.org/10.20837/1201813667
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パーキンソン病は次々と新しい治療法,薬剤が使用できるようになってきている疾患であるが,この1 年間で新たに承認されたパーキンソン病治療薬はない。
現在,選択的モノアミン酸化酵素(MAO-B)阻害薬のRasagiline,Safinamide,カテコール-O- メチル基転移酵素(COMT)阻害薬のOpicapone が申請準備中,または治験中である。また,現在内服薬として使用されているロピニロールの貼付薬も,治験中である。
これら薬剤のわが国での早期承認が期待される。