第III部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~
パーキンソン病治療薬
澤村正典
1
,
高橋良輔
2
1京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座臨床神経学(神経内科)
2京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座臨床神経学(神経内科) 教授
pp.487-492
発行日 2017年1月31日
Published Date 2017/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201713487
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パーキンソン病治療薬は,持続的ドパミン刺激の理論を元に徐放剤,貼付薬,MAO-B(選択的モノアミン酸化酵素)阻害薬,COMT(カテコール-O -メチル基転移酵素)阻害薬が開発されてきた。2016 年9月に空腸投与用レボドパ・カルビドパ水和物配合剤(デュオドーパ®配合経腸用液)が上市され,症状の日内変動やジスキネジアへの効果が期待されている。