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日本薬学会第138年会 年会テーマ「次世代に向けた創薬・医療イノベーションの今」
pp.1172-1180
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.20837/12018051172
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日本薬学会第138年会が3月25~ 28日,石川県立音楽堂,金沢市アートホールなど,金沢駅周辺の施設を会場として開催された。組織委員長は金沢大学理事・副学長の向 智里氏。金沢での開催は22年ぶりとなる。 年会テーマ「次世代に向けた創薬・医療イノベーションの今」には,AI(人工知能),IoT(Internet of Things),第四次産業革命といった用語が盛んに使われる昨今,私たち人間の来し方を見つめ,未来に向けてはどうあるべきかを議論する場にしたいという思いが込められた。 理事会企画シンポジウムでは,第69代日本薬学会会頭の奥 直人氏(静岡県立大学薬学部教授)も登壇し,性別・年齢を問わず,すべての人が平等な立場で活躍できる社会の実現に向けて,本学会も真摯に取り組むことを明らかにした。薬学の進歩・普及においては,とりわけ若手研究者や薬学生の育成が重要であるとする観点から,同シンポジウムでは『若手における男女共同参画と実際の現場における取り組み』が取り上げられた。 また,病院薬剤師によるリバーストランスレーショナルリサーチに焦点を当てたシンポジウムや薬剤経済学の将来性についてのセミナーが開催され,今回,それらの現状について報告する。