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第24回日本医療薬学会年会 大会テーマ「新時代を拓く医療薬学フロンティア」
pp.2582-2595
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201411030
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第24回日本医療薬学会(会頭:長崎大学病院薬剤部教授/薬剤部長・佐々木均氏)年会が9月27~28日,名古屋市内の名古屋国際会議場で開催された。大会テーマは「新時代を拓く医療薬学フロンティア」,年会長は三重大学医学部附属病院教授/薬剤部長・奥田真弘氏。名古屋での開催は,本学会の前身である日本病院薬学会が1997年に開催されて以来となる。日本医療薬学会は,医薬品の適正使用を推進する立場から,現場の薬剤師が直面するさまざまな問題に関する研究発表等を通じて情報交換し,医療薬学の進歩・普及を図ることで,最終的には社会へ還元することを目指している。会員数は年々増え,年会への参加者も増加傾向にあり,薬剤師を主体とした学会としては国内最大規模にまで発展している。近年,薬剤師の専門領域は細分化される方向にあるが,本学会の特色は薬剤師のメインスペシャリティーからサブスペシャリティーまでを幅広くカバーすることであり,年会でもまた特定の領域に偏らずあらゆる分野での情報交流が行われる。今回の年会では,教育講演「病院薬剤師こそレギュラトリーサイエンスを」やシンポジウム「質の高い在宅医療の推進と24時間体制薬局の必要性~他職種連携強化における包括ケアシステムの構築~」などが行われ,薬剤師が取り組むべき課題について,活発な討議が繰り広げられた。