第III部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~
消化器疾患治療薬
髙村昌昭
1
,
寺井崇二
2
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 助教
2新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 教授
pp.450-455
発行日 2016年1月31日
Published Date 2016/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201613450
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2015年に上市された新規消化器疾患治療薬は,C型慢性肝炎の治療薬としては複数の直接作用型抗ウイルス薬が,酸関連疾患治療薬としてはカリウムイオン競合型アシッドブロッカーが登場した。これらはいずれも非常に効果が高く,その疾患の第一選択薬となり得る薬剤である。本稿では,これらの新規承認薬の効能・効果だけでなく,安全性や薬剤耐性等についても幅広く紹介する。