連載 薬剤師が知っておくべき臓器別画像解析の基礎知識 67
11.眼科分野 2)加齢黄斑変性の画像診断
澤田智子
1
1滋賀医科大学眼科学講座・学内講師
キーワード:
加齢黄斑変性,蛍光造影法,光干渉断層計
Keyword:
加齢黄斑変性,蛍光造影法,光干渉断層計
pp.1595-1599
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201607005
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加齢黄斑変性は黄斑部の脈絡膜に新生血管が生じて,その結果,網膜下出血,網膜浮腫,漿液性網膜剥離,網膜色素上皮剥離などが起こり,視力が低下する疾患である。加齢黄斑変性の診断および治療の適応を決定する際に,画像診断は不可欠である。行われる検査は,眼底のカラー写真撮影,蛍光造影法,光干渉断層計による網膜・脈絡膜の断層の撮影などである。今回は加齢黄斑変性の画像診断について,治療前後の画像を交えて簡単に紹介する。