Japanese
English
連載 今月の話題
黄斑色素と加齢黄斑変性
Macular pigment and age-related macular degeneration
尾花 明
1,2
Akira Obana
1,2
1聖隷浜松病院眼科
2浜松医科大学光量子医学研究センター光化学治療研究部門
pp.409-415
発行日 2010年4月15日
Published Date 2010/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103122
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
黄斑色素はルテインとゼアキサンチンからなり,視細胞に有害な青色可視光に対するフィルター効果と活性酸素を消去する抗酸化作用を持つ。疫学調査からルテイン,ゼアキサンチン摂取の多い個体は加齢黄斑変性の発症率が低いことが示唆され,さらに直接的な発症予防効果も検討されている。従来は困難であった生体眼での測定も複数の方法が考案され,今後は黄斑色素と加齢黄斑変性の関係がさらに詳細になると思われる。
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.