連載 患者のQOL向上と薬剤師の関わりPART II .服薬指導と病棟活動(103)
NICU病棟における薬剤業務
笠井(大庭)真美
1
,
木下里紗
2
,
雪本江里子
1
,
小林政彦
3
1大阪赤十字病院薬剤部
2大阪赤十字病院薬剤部 医薬品情報係長
3大阪赤十字病院薬剤部 薬剤部長
pp.931-935
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201603931
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平成24年(2012年)度診療報酬改定より,薬剤師の業務内容が高く評価され,入院基本料加算として病棟薬剤業務実施加算が新設された。 大阪赤十字病院では,2013年6月よりケアユニット・救急病棟を除くすべての病棟に担当薬剤師を配置した。NICU(新生児集中治療室)病棟には専任薬剤師は配置せず,病棟担当の薬剤師による薬品管理のみを行っていた。その後,医師より薬剤師による患者介入の要望があり,2014年2月よりNICU病棟にも半日専任の薬剤師を配置したので,その業務内容について事例を用いて報告する。