連載 患者のQOL向上と薬剤師の関わりPART II .服薬指導と病棟活動(115)
病院薬剤師と地域連携~病棟薬剤師業務・入院支援室業務の視点から~
錦織淳美
1
,
北村佳久
2
,
千堂年昭
3
1岡山大学病院薬剤部
2岡山大学病院薬剤部 准教授/副薬剤部長
3岡山大学病院薬剤部 教授/薬剤部長
pp.1313-1318
発行日 2017年5月1日
Published Date 2017/5/1
DOI https://doi.org/10.20837/12017051313
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病院での病棟薬剤師業務が定着化した現在,薬剤師業務のフォーカスは地域連携へと移りつつある。平成28年(2016年)度診療報酬改定により新設された“かかりつけ薬剤師管理料”からも想像できるように,薬局薬剤師の今後の業務拡大への期待は高まっている。地域医療の中で一医療人としての役割を十分に発揮するためには,病院薬剤師を含む医療機関からの十分な情報伝達・共有が必須と考える。
そこで本稿では,病棟薬剤師および病院入院支援室での薬剤師業務と薬局連携について,今後の業務展開を模索したい。