共同研究・2
産科病棟における業務区分について
岩井 光子
,
草竹 節代
,
氏家 文子
,
山田 ふみよ
,
伊藤 しづ
,
新井 よしえ
,
木村 ゆき子
,
西川 ふみ江
,
河津 和子
pp.41-42
発行日 1962年3月1日
Published Date 1962/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202294
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1.目的
公衆衛生的活動の発展してきた今日,なお乳児死亡率に対する新生児死亡率は,漸次上昇の傾向をしめしております.また妊産婦死亡との関連性は,諸先生方の講義中にもいくたびか強調されたことは,みなさまもご承知のとおりです.申すまでもなく,乳児死亡は社会面,衛生面の文化のバロメーターともいわれ,母子衛生は,国民の健康の基盤となるものであります.母子衛生指導の強化対策は今日つよくさけばれてきました.数年前にくらべて施設内の妊産褥婦の保健指導および分娩がクローズアップされて,その数も倍加しつつありますが,実際にはその施設内における助産婦の業務上の問題は,どのように扱われておりましようか?私たちは,このテーマを選んで,病院助産婦の業務上の問題をさらに検討してみたいと思います.
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