連載 クリニカル・パスと薬剤師(52)計画と実践のノウ・ハウ
千葉県共用脳卒中地域医療連携パス薬剤シートの運用と今後の展望
飯嶋久志
1
1一般社団法人 千葉県薬剤師会 薬事情報センター長
pp.1821-1826
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201407133
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千葉県では,循環型地域医療連携システムとして千葉県共用脳卒中地域医療連携パスを運用し,薬剤情報の共有に向けて薬剤シートが構成されている。薬剤シートを利用することで,調剤の標準化や情報収集の効率化などの有用性につながっている。しかし,作成の手間や質の均一化,運用などに関する問題点も存在している。これらバリアンスを解決するためには,IT(Information Technology)の活用や薬剤師会における取り組みが求められる。今後は薬剤シートが地域医療の情報共有システムとして定着し,ひいては医療の質向上へつながることが望まれる。