連載 薬剤師による処方設計〈26〉
退院後までの服薬計画の立案を重視した薬剤管理
竹田尚美
1
1医療法人社団 樹人会 北条病院薬剤科
pp.1829-1832
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201407141
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北条病院(以下,当院)は,愛媛県松山市の北条地区唯一の一般病院である。当院入院患者の9割以上が高齢者であり,入院時にはほとんどの患者がそれぞれかかりつけの医療機関からの処方薬を持参する。当院ではその約9割を継続使用しているが,病態の変化等により継続することが危険である症例は少なくないことから,チェックリストを用いた持参薬の処方鑑査を行っている。さらに,入院中から退院後までの継続した服薬計画を立案することを視野に入れて,患者の薬剤管理に取り組んでいる。