メディカルトレンド 学会・ニュース・トピックス
日本ジェネリック医薬品学会第7回学術大会 大会テーマ 「ジェネリック医薬品の更なる展開を目指して」
pp.1874-1885
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.20837/12013081874
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
日本ジェネリック医薬品学会第7回学術大会が7月6~7日,昭和大学旗の台キャンパスで開催された。大会テーマは「ジェネリック医薬品の更なる展開を目指して」,大会長は医療法人鉄蕉会亀田総合病院薬剤部長・佐々木忠徳氏。わが国のジェネリック医薬品推進政策は,処方箋様式の変更も含めさまざまな試みがなされてきたが,国の目標通り順調に進んでいるとは言えない状況にある。そこで,国は2013年4月に「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を公表し,2018年3月末までに後発医薬品の数量シェアを60%以上にするとの目標を掲げた。そして,その達成状況をモニタリングした上で,調査結果や諸外国の動向を踏まえながら,ロードマップを適宜見直していくとの方針を打ち出している。ジェネリック医薬品の普及が進まない理由としては,品質そのものへの懸念のほか,最適な製品情報が医療現場に迅速に届かないという面も指摘されている。そこで大会では,シンポジウム「今後必要となる医薬品情報とは?」が催され,ジェネリック医薬品も含め,医療情報の提供体制はどのようにあるべきか,関係者の間で討論された。