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第20回日本医薬品情報学会総会・学術大会 大会テーマ「二十歳を迎えて~日本医薬品情報学会の新たな一歩~」
pp.1810-1821
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.20837/12017081810
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第20回日本医薬品情報学会総会・学術大会が7月8~9日,都内の慶應義塾大学薬学部 芝共立キャンパスで開催された。大会テーマは「二十歳を迎えて~日本医薬品情報学会の新たな一歩~」,大会長は慶應義塾大学薬学部教授/病院薬剤部長・望月眞弓氏。薬物療法の専門職である薬剤師にとって,医薬品情報は必要不可欠であるが,氾濫する情報の中から必要かつ適切なものを選択し,個々の患者に即した適正使用を実施するのは容易ではない。日本医薬品情報学会は,1998年5月に研究会として発足し,2002年の学会への改組を経て現在,約900人の会員を擁している。本学会は,病院,薬局,製薬企業,薬系大学の研究者・教育者・学生などから構成され,医薬品情報の教育や研究を推進する学際的な場として発展してきた。医学・医療の高度化により,ますます医薬品情報の重要性が増している今,学会が果たすべき役割は非常に大きい。大会では,20周年を振り返った上で今後を展望する大会長講演や鼎談のほか,禁忌・適応外使用・未承認薬の医薬品情報についてのシンポジウムが催され,関係者の間で活発な討議が行われた。