特集 クスリと公衆衛生
ジェネリック医薬品
真野 俊樹
1
1多摩大学医療リスクマネジメントセンター
pp.930-934
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100693
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政策とジェネリック医薬品
本稿のテーマは公衆衛生の視点で,ジェネリック医薬品を考えるという趣旨である.なお,ジェネリック医薬品とは,既承認医薬品と有効成分が同一であって,投与経路,用法,用量,効能および効果が同一である医薬品である.通常,先発品である既承認医薬品の再審査期間および特許期間経過後に市場に出される(21世紀医薬品のあり方懇談会報告書,1993年5月)である.
私は公衆衛生学そのものには詳しくはないが,経済学の視点,医学的な視点で,ジェネリックについて考えてみたい.
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