発行日 2017年3月20日
Published Date 2017/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017217820
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症例は70歳,男性.回盲弁下唇に10mm大の発赤陥凹病変を認め,色素撒布によりIIc型と診断した.NBI拡大観察ではnetwork pattern,色素拡大観察ではIIIS型とVI型軽度不整pit patternを認めた.超拡大内視鏡ではEC3aと診断し,SM微小浸潤と予想した.一括切除目的にESDを施行し,病理診断はAdenocarcinoma(tub1),T1a(SM 100μm)であった.肉眼型IIc型の回盲弁早期癌という貴重な1例を経験したため報告する.
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