大腸Interval cancerをめぐる最近の知見
大腸Interval cancerの症例報告 盲腸ESD後経過中に発見された上行結腸発生のT3癌の1例
吉田 直久
1
,
内藤 裕二
,
村上 貴彬
,
小木曽 聖
,
稲田 裕
,
中西 正芳
,
岸本 光夫
,
小西 英一
,
伊藤 義人
1京都府立医科大学附属病院 消化器内科
キーワード:
Indigo Carmine
,
大腸内視鏡法
,
結腸腫瘍
,
結腸切除
,
腺癌
,
腺腫
,
腹腔鏡法
,
盲腸腫瘍
,
上行結腸
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
狭帯域光観察
,
色素内視鏡法
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Adenoma
,
Adenocarcinoma
,
Cecal Neoplasms
,
Colectomy
,
Colonic Neoplasms
,
Colonoscopy
,
Indigo Carmine
,
Laparoscopy
,
Colon, Ascending
,
Narrow Band Imaging
pp.52-56
発行日 2017年1月20日
Published Date 2017/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017115881
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大腸癌は2016年の統計予測で男女を合計すると,罹患数1位(約147,200名)となっている.大腸癌の増加に伴い大腸内視鏡検査の重要性が今まで以上に注目されてきており,さらに内視鏡治療の進歩に伴い,より大きな大腸腫瘍が内視鏡治療で切除されるようになってきた.しかしながら治療後の定期的な経過観察にもかかわらず発生するinterval cancerは,まれに経験される.本稿では,大腸endoscopic submucosal dissection(ESD)後に上行結腸に発生した長径15mmのIIa+IIcで病理学的には浸潤先進部で低分化傾向を示した症例を提示する.
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