超高齢化社会に向けた大腸内視鏡検査
CT colonographyからみた超高齢者大腸の特徴
満崎 克彦
1
,
松田 勝彦
,
奥村 真紀
,
黒田 晴美
,
松永 久実
,
林田 明美
,
荒木 利代
,
渡邉 芳子
,
菅 守隆
1済生会熊本病院 予防医療センター
キーワード:
加齢
,
集団検診
,
臓器サイズ
,
発生率
,
盲腸疾患
,
80歳以上高齢者
,
CTコロノグラフィー
,
結腸憩室
,
上行結腸
Keyword:
Aging
,
Aged, 80 and over
,
Cecal Diseases
,
Diverticulum, Colon
,
Mass Screening
,
Organ Size
,
Incidence
,
Colonography, Computed Tomographic
,
Colon, Ascending
pp.25-33
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015152797
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CT colonography(CTC)を用いて大腸の長さと憩室の臨床的特徴を検討した.大腸の平均長は153.3cmで加齢に伴って長くなり,女性が男性より長い.大腸憩室の発生頻度は32.8%で,加齢によって発生頻度が高くなり,左側結腸に多発憩室が増加する.超高齢者の大腸の特徴は"腸が長く,多発する大腸憩室を認める"といえる.超高齢社会を迎えた現在,スクリーニング目的や対象疾患によっては,高齢者の大腸検査に低侵襲で安全なCTCを取り入れることも肝要と考える.
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