今、変わるのか?大腸微小病変の取り扱い
微小腫瘍性病変の臨床病理学的特徴 Japan Polyp Study 1次TCSの結果から
松田 尚久
1
,
佐野 寧
,
尾田 恭
,
金子 和弘
,
工藤 進英
,
谷口 浩和
,
堀田 欣一
,
藤井 隆広
,
Japan Polyp Study Workgroup
1国立がん研究センター中央病院 内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
腺腫
,
大腸腫瘍
,
発生率
,
性別分布
,
年齢分布
Keyword:
Adenoma
,
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Colorectal Neoplasms
,
Incidence
,
Age Distribution
,
Sex Distribution
pp.207-214
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014229005
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5mm以下の大腸微小腫瘍性病変の臨床病理学的特徴像について,Japan Polyp Studyにおける1次TCS発見病変を対象に検討を行った.微小腫瘍性病変は,年齢とともに右側結腸にシフトする傾向が認められ,男女ともその約1/3が横行結腸に認められた.微小腫瘍性病変全体に占める高度異型腺腫・癌の割合はきわめて低いものの,陥凹型病変に限れば,腫瘍径の小さな段階ですでに癌化のポテンシャルを有しており,スクリーニングTCSにおいて同病変群をいかに的確に拾い上げられるかが課題である.
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