炎症性腸疾患の画像診断modality
小腸内視鏡 バルーン内視鏡
長沼 誠
1
,
緒方 晴彦
1慶応義塾大学医学部附属病院 内視鏡センター
キーワード:
Crohn病
,
病的狭窄
,
鑑別診断
,
腸穿孔
,
バルーン拡張法
,
アルゴリズム
,
小腸疾患
,
小腸内視鏡法
Keyword:
Algorithms
,
Constriction, Pathologic
,
Crohn Disease
,
Diagnosis, Differential
,
Intestinal Perforation
pp.139-144
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014161262
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従来,大腸内視鏡および小腸造影が炎症性腸疾患の炎症活動性や罹患範囲を把握するのに有用であったが,近年バルーン小腸内視鏡,カプセル小腸内視鏡,超音波やCTエンテログラフィー,MRエンテログラフィーによりクローン病小腸病変の評価が可能となっている.バルーン小腸内視鏡はクローン病小腸病変の診断において内視鏡生検が可能な点や詳細な粘膜の炎症の評価,治療後の粘膜治癒を確認できる点などで有用である.さらに狭窄病変に対するバルーン拡張術が可能である点も利点である.
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