消化器領域における診断内視鏡-モダリティの進歩とその活用法 内視鏡機器の進歩と活用法
バルーン内視鏡
山田 篤生
1
,
渡部 宏嗣
,
木暮 宏史
,
小池 和彦
1東京大学 消化器内科
キーワード:
Crohn病
,
消化管出血
,
膵臓疾患
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
胆道疾患
,
バルーン拡張法
,
ポリープ
,
内視鏡的止血
,
小腸疾患
,
内視鏡的粘膜切除術
,
ダブルバルーン小腸内視鏡法
,
小腸内視鏡法
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Biliary Tract Diseases
,
Crohn Disease
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Pancreatic Diseases
,
Polyps
,
Hemostasis, Endoscopic
,
Double-Balloon Enteroscopy
pp.479-485
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013167595
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バルーン内視鏡には,ダブルバルーン内視鏡(DBE)およびシングルバルーン内視鏡(SBE)がある.バルーン内視鏡検査の小腸への適応は,上下部消化管内視鏡検査で出血源が同定できない消化管出血,他検査で小腸病変を認める症例,Crohn病,小腸狭窄,腹痛等である.バルーン内視鏡により小腸病変に対する内視鏡治療が可能となり,外科手術を避けることが可能になる病変もある.バルーン内視鏡により,胃切除Roux-en-Y再建後,膵頭十二指腸切除術後,胆管空腸吻合術後等の術後再建腸管を有する胆膵疾患症例においても,内視鏡的アプローチが比較的容易となった.
©Nankodo Co., Ltd., 2013