回盲部潰瘍性病変
diverticular colitis(憩室性大腸炎)
大川 清孝
1
,
青木 哲哉
,
上田 渉
,
大庭 宏子
,
宮野 正人
,
山口 誓子
,
倉井 修
,
佐野 弘治
,
末包 剛久
1大阪市立十三市民病院 消化器内科
キーワード:
Crohn病
,
大腸内視鏡法
,
結腸憩室症
,
鑑別診断
,
生検
,
大腸炎
,
大腸炎-潰瘍性
,
Mesalazine
Keyword:
Biopsy
,
Crohn Disease
,
Colonoscopy
,
Diagnosis, Differential
,
Colitis
,
Colitis, Ulcerative
,
Mesalamine
,
Diverticulosis, Colonic
pp.405-410
発行日 2013年7月20日
Published Date 2013/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013320011
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diverticular colitisは憩室を伴う腸管粘膜にみられる慢性活動性炎症をきたすものをいう.診断基準は憩室のある区域にのみ炎症があり,直腸には内視鏡的にも組織学的にも炎症がないことである.本症では潰瘍性大腸炎やクローン病の組織所見と非常に類似しているものがある.憩室を伴う潰瘍性大腸炎やクローン病の診断がなされた場合は,本症の可能性も考え,臨床的,内視鏡的,組織学的に十分検討して正しい診断を行わなければならない.
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