回盲部潰瘍性病変
腸管ベーチェット病と単純性潰瘍の異同 同じとする立場から
清水 誠治
1
,
横溝 千尋
,
石田 哲士
,
森 敬弘
,
富岡 秀夫
1JR大阪鉄道病院 消化器内科
キーワード：
Behcet症候群
,
大腸内視鏡法
,
鑑別診断
,
腸疾患
,
注腸造影
,
回盲部
,
単純性潰瘍
Keyword:
Barium Enema
,
Behcet Syndrome
,
Colonoscopy
,
Diagnosis, Differential
,
Intestinal Diseases
pp.381-386
発行日 2013年7月20日
Published Date 2013/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013320007
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腸管ベーチェット病と回盲部にみられる単純性潰瘍の定型的病変は画像的にも病理学的にも区別がつかない.両疾患の文献報告例を集計し,画像診断的特徴を比較したが基本的に相違は見出せなかった.両疾患の診断基準がまったく異なっているため異同を論じることは困難である.しかし頻度は低いが病型の移行がみられており,同一のスペクトラムに属する疾患と考えて,疾患概念を再構築していく必要がある.
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