腸管ベーチェット病と単純性潰瘍
腸管ベーチェット病・単純性潰瘍の上部消化管病変
高木 靖寛
1
,
安川 重義
,
平井 郁仁
,
矢野 豊
,
久部 高司
,
松井 敏幸
,
岩下 明徳
,
池田 圭祐
,
田邉 寛
,
二見 喜太郎
1福岡大学医学部附属筑紫病院 消化器内科
キーワード:
Behcet症候群
,
胃疾患
,
潰瘍
,
十二指腸疾患
,
腸疾患
,
食道潰瘍
,
単純性潰瘍
Keyword:
Behcet Syndrome
,
Duodenal Diseases
,
Intestinal Diseases
,
Stomach Diseases
,
Ulcer
pp.577-580
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015106045
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腸管ベーチェット病(intestinal Behcet's disease;腸管BD)および単純性潰瘍(simple ulcer;SU)の上部消化管病変について自験例と文献報告例の検討を行い概説した.潰瘍やびらんなどの胃・十二指腸病変は薬剤や他の要因との関連があり今後の検討が必要である.しかし,食道病変は6.7~18.5%の頻度でみられ,回盲部の定型的潰瘍に類似した病変も多く特徴的であり,積極的な上部消化管検査で食道病変を検索し重要視することは腸管BD・SUの診断向上に寄与すると考えられる.
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