安全かつ効率的な大腸ESDを目指して
大腸ESDの研修・トレーニングシステム 研修・トレーニングの基本事項
坂本 琢
1
,
大竹 陽介
,
中島 健
,
松田 尚久
,
斎藤 豊
1国立がん研究センター中央病院 内視鏡科
キーワード:
術中合併症
,
大腸腫瘍
,
腸穿孔
,
治療成績
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Intraoperative Complications
,
Intestinal Perforation
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
pp.59-63
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013133273
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大腸ESDの開始にあたっては,基本的技術の習熟が前提条件である.当院では,軸保持短縮法による挿入法の習得,一定数以上(20例)の大腸ESDの介助経験並びに胃ESDの治療経験を有することとしている.初学者による治療成績からは,安全な研修を遂行するためには少なくとも治療開始30件目程度までは上席医の監督下に施行するほうがよいと考えられた.また,比較的大きな病変をEMRで切除する技量も有するべきである.
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