肝疾患と栄養・サルコペニア
NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)の栄養療法 管理栄養士によるNAFLD/NASH患者への長期栄養食事指導の効果
阿部 聡司
1
,
深澤 尚子
,
今井 径卓
,
吉田 俊明
,
寺井 崇二
,
石川 達
1済生会新潟第二病院 消化器内科
キーワード:
栄養管理
,
栄養士
,
栄養指導
,
肝疾患-非アルコール性脂肪性
,
健康的なライフスタイル
Keyword:
Healthy Lifestyle
,
Nutrition Therapy
,
Nutritionists
,
Non-alcoholic Fatty Liver Disease
pp.589-595
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017234741
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
NAFLD/NASHに対する生活習慣改善の意義は明らかであるものの実際の導入には困難を伴う.またNAFLD/NASH患者は食生活の問題を複数抱えているため短期間での是正が難しく,短期間の栄養指導で一時的に改善しても,社会環境の変化や,意欲が継続できずにリバウンドしてしまう問題がある.NAFLD/NASH診療において管理栄養士が長期に介入することは,食生活並びに肝障害の継続的な改善およびリバウンド防止に有用である.介入に当たっては患者の抱える食生活の問題を把握し,個々の症例に合わせた達成可能な目標を順次据えながら行っていくのが望ましい.
Copyright © 2017, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.