肝疾患と栄養・サルコペニア
NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)の栄養療法 NASH/NAFLDに対する食事・運動療法の効果
橋田 竜騎
1
,
川口 巧
,
志波 直人
,
鳥村 拓司
1久留米大学 医学部整形外科学講座
キーワード:
Vitamin E
,
運動療法
,
体重減少
,
プロバイオティクス
,
栄養管理
,
レジスタンストレーニング
,
肝疾患-非アルコール性脂肪性
Keyword:
Exercise Therapy
,
Vitamin E
,
Weight Loss
,
Probiotics
,
Nutrition Therapy
,
Resistance Training
,
Non-alcoholic Fatty Liver Disease
pp.581-587
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017234740
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非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)のおもな成因は過食や活動量の低下である.NAFLDを適応症とした有効な薬剤は未だ存在せず,栄養・運動療法はNAFLDの重要な治療法である.近年,栄養療法に関する介入試験やメタ解析の結果から,NAFLDの改善に有効な食事や栄養素が報告されている.また,運動療法においても有酸素運動だけでなくレジスタンス運動についての研究結果も報告されており,NAFLDの改善を目的とした具体的な運動量が明らかになりつつある.本稿ではNAFLDに対する栄養・運動療法につき,近年報告された研究結果を中心に概説する.
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