超高齢者の消化器疾患-その特徴と治療上の注意
超高齢者に対するPEGはどこまで行うか?
有本 之嗣
1
1須波宗斉会病院
キーワード:
胃鏡法
,
胃造瘻術
,
栄養状態
,
嚥下障害
,
脳血管障害
,
患者選択
,
禁忌(治療)
,
摂食機能障害
Keyword:
Deglutition Disorders
,
Cerebrovascular Disorders
,
Gastroscopy
,
Gastrostomy
,
Nutritional Status
,
Patient Selection
pp.475-479
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015186589
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
超高齢者に対するPEGの適応は,一律に決定することは困難である.超高齢者であるが故に生理機能,運動機能の低下があり,複雑な病態となっている.低栄養がさらにこれらを悪化させている.栄養状態の改善は全般的にこれらを改善することが予想されるが,予後・予命と生活の質とあわせて社会的な論議となっている.PEGの適応にあたっては,疾患モデル(脳血管障害等)や摂食嚥下機能を考慮し,栄養チャレンジテストなどを勘案し,個々に決定すべきである.
Copyright © 2015, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.