発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010155748
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Seldinger法(カンガルーセルジンガーPEGキット)を施行した54例について検討した。基礎疾患は脳血管障害が26例と最も多く、Parkinson病3例、認知症13例、呼吸器疾患9例、循環器疾患3例であった。PEG造設原因は、嚥下障害26例、誤嚥性肺炎17例、摂食障害11例であった。術中偶発症は認めなかったが、術後合併症は5例あり、内訳は創感染2例、自己抜去2例、出血1例であった。出血例は局所麻酔下に縫合止血を行い改善し、他の4例は対症療法で改善した。PEG造設後4~6ヵ月に胃瘻カテーテル交換したが、特に問題はなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010