PEGの現状
栄養管理におけるPEGの役割
天神 尊範
1
,
上野 文昭
,
吉田 篤史
1大船中央病院 消化器肝臓病センター
キーワード:
胃鏡法
,
胃造瘻術
,
栄養評価
,
経腸栄養
,
エネルギー摂取量
,
生存率
,
微量元素
,
予後
,
アルゴリズム
,
栄養管理
,
禁忌(治療)
Keyword:
Algorithms
,
Energy Intake
,
Gastroscopy
,
Enteral Nutrition
,
Gastrostomy
,
Prognosis
,
Nutrition Assessment
,
Trace Elements
,
Survival Rate
,
Nutrition Therapy
pp.1329-1334
発行日 2013年8月20日
Published Date 2013/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013323093
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経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の医学的な適応および絶対的・相対的禁忌はあるが,倫理的適応を十分考慮したうえでの基準はない.栄養管理におけるPEGの役割を考えるとき,医学的適応に合致しているか,PEGに耐えうるか,患者が経腸栄養の適応か,経腸栄養の期間などを検討し,倫理面も考慮したうえで経腸栄養管理をすべきである.また長期経腸栄養法による医原性サルコペニア(筋肉量の低下)の予防,微量元素欠乏症の早期発見も重要となる.本稿では上記項目を考察しながら栄養管理におけるPEGの役割を述べた.
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