PEGの現状
各疾患に対するPEGの適応 脳血管障害・神経筋疾患患者
巨島 文子
1
1京都第一赤十字病院 リハビリテーション科
キーワード:
胃鏡法
,
胃造瘻術
,
経腸栄養
,
嚥下障害
,
カテーテル法
,
筋萎縮性側索硬化症
,
神経筋疾患
,
診療拒否(患者側)
,
腸造瘻術
,
脳血管障害
,
栄養管理
,
栄養失調
,
患者の権利
Keyword:
Amyotrophic Lateral Sclerosis
,
Catheterization
,
Deglutition Disorders
,
Cerebrovascular Disorders
,
Enterostomy
,
Gastroscopy
,
Enteral Nutrition
,
Gastrostomy
,
Neuromuscular Diseases
,
Treatment Refusal
,
Patient Rights
,
Malnutrition
,
Nutrition Therapy
pp.1335-1340
発行日 2013年8月20日
Published Date 2013/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013323094
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脳血管障害では意識障害,高次脳機能障害,嚥下障害などを合併すると,低栄養と脱水をきたしやすく,栄養管理が必要となる.確実な投薬ルートを確保して危険因子の管理や再発予防を行う.経腸栄養が長期に必要な場合や重症例では,経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の適応を考慮する.適切な栄養管理により合併症が減少して治療効率が上昇する.嚥下障害を伴う神経筋疾患では,経腸栄養による栄養管理が推奨されている.原疾患の予後や治療方針に基づいて,十分な説明と同意のうえでPEGの適応を決定する.同時に誤嚥予防や呼吸管理について検討する必要がある.
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