CT colonographyの現状と将来
術前検査としてのCT colonographyの意義
入江 亮介
1
,
成島 一夫
,
太田 丞二
,
波平 康彰
,
尾藤 祐輔
,
桝田 喜正
1千葉大学医学部附属病院 放射線部
キーワード:
S状結腸
,
術前診断
,
大腸腫瘍
,
直腸
,
盲腸
,
CTコロノグラフィー
,
横行結腸
,
下行結腸
,
腸洗浄
Keyword:
Cecum
,
Rectum
,
Colon, Sigmoid
,
Colorectal Neoplasms
,
Colonography, Computed Tomographic
,
Colon, Descending
,
Colon, Transverse
pp.1363-1369
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014373025
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大腸癌の罹患率と死亡率は著しく増加傾向にあり,大腸癌の開腹手術や腹腔鏡下手術も増加している.腹腔鏡下手術は,視野が狭いため術野の全体を捉えることは困難である.術前としてのCT colonographyは,術前に必要な画像診断情報を提供し,かつ術前の血管マッピング画像を構築することを目的としている.画像表示方法は,volume renderingの表現方法を変化させ,virtual endoscopy,air image,air image+血管マッピング画像をそれぞれ構築している.腹腔鏡下手術を安全かつ迅速に施行するうえで,大腸に関与する動静脈のバリエーションを術前に把握することは非常に有用である.
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