"大腸腫瘍"内視鏡的治療の最前線
大腸ESDの適応拡大 長径50mm以上の病変
花房 正雄
1
,
竹内 洋司
,
上堂 文也
,
石原 立
,
飯石 浩康
,
中島 卓利
1大阪府立成人病センター 消化管内科
キーワード:
外科用機器
,
腺癌
,
腺腫
,
大腸腫瘍
,
治療成績
,
保険適用範囲
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
公的医療保険
,
手術時間
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Adenoma
,
Adenocarcinoma
,
Surgical Equipment
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Insurance Coverage
,
Not-For-Profit Insurance Plans
,
Operative Time
pp.203-208
発行日 2014年1月20日
Published Date 2014/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014091108
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大腸ESDは2012年4月に保険収載され,その病変の大きさに関する条件は2cmから5cmまでとなっている.2cm未満であればEMRでも根治が期待できる病変がほとんどであるため2cm以上の条件は妥当であるが,医学的には5cmより大きくても内視鏡治療適応の病変は含まれると考えられるため,5cmよりも大きな病変に対する大腸ESDの治療成績を単施設で後向きに検討した.直腸病変を中心に外科手術に比べて低侵襲をはかってみても,概して治療時間が長く,偶発症の発生頻度も高いため,治療方法の選択には慎重になるべきである.
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