Diagnostic and Interventional EUS-現状と将来展望
胆膵・縦隔病変に対するEUS-FNA
良沢 昭銘
1
,
岩野 博俊
,
田場 久美子
,
大越 章吾
,
井上 晴洋
,
工藤 進英
1埼玉医大国際医療センター 消化器内科
キーワード:
縦隔疾患
,
鑑別診断
,
膵臓疾患
,
穿刺
,
胆道疾患
,
検査予測値
,
禁忌(診断)
,
超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引法
Keyword:
Biliary Tract Diseases
,
Diagnosis, Differential
,
Mediastinal Diseases
,
Pancreatic Diseases
,
Predictive Value of Tests
,
Punctures
,
Endoscopic Ultrasound-Guided Fine Needle Aspiration
pp.1711-1717
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014055617
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胆膵・縦隔病変はEUS-FNAのおもな対象であり,高い診断率が報告されている.おもな適応として,(1)腫瘍性病変の鑑別診断,(2)癌の進展度診断,(3)化学/放射線療法施行前の組織学的確診,が挙げられる.EUS-FNAは安全かつ簡便に施行が可能であり,適切な治療方針を決定するうえで役立っている.採取検体の処理に関して,可能であれば細胞検査士立ち会いのもとで迅速細胞診を行うと診断率が上がると報告されているが,どのような体制でどういった検体処理をするのがもっとも効率よく高い正診率が得られるのか,今後のさらなる検討が望まれる.
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