後期高齢透析患者の看護のあり方を再考する
後期高齢透析患者の看護の実践事例 透析室でのケア
小川 栄子
1
1仁栄会島津病院 看護部
キーワード:
高齢者看護
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
認知症
,
腎臓病看護
,
患者理解
Keyword:
Dementia
,
Geriatric Nursing
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Nephrology Nursing
pp.349-353
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016234798
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近年,急速な高齢化に伴い高齢透析患者が増加している.糖尿病や高血圧を基礎疾患に,加齢に伴うさまざまな身体的機能や認知能力の低下が多くの患者にみられる.看護師は,日々の多忙な業務に追われるために,患者からの訴えや危険行為がなく,透析が無事終了すれば問題ないと判断していないだろうか?反応に乏しく言葉でうまく表現できない高齢透析患者に対して,何気なく訴えを聞くのではなく注意深く話を聞き,表情や言動の変化を見過ごさないことが重要である.
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