後期高齢透析患者の看護のあり方を再考する
後期高齢透析患者の看護・介護 看取りの看護の実際
阿部 利恵
1
1日本赤十字看護大学 大学院看護学研究科博士後期課程
キーワード:
看護アセスメント
,
高齢者看護
,
血液透析
,
食事療法
,
腎不全-慢性
,
ターミナルケア
,
チーム医療
,
個人の自律性
,
腎臓病看護
Keyword:
Diet Therapy
,
Geriatric Nursing
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Nursing Assessment
,
Terminal Care
,
Personal Autonomy
,
Nephrology Nursing
pp.323-329
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016234794
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
"看取り"は,エンド・オブ・ライフケアにおける一連の看護支援の一つである.後期高齢透析患者のライフ(生活や人生)に焦点を当てながら,最期まで最善の生を生きることができるように,本人・家族・医療者が共に透析を含めた治療や療養,最期を迎える場の選択などを考え,その生への最期のケアとして看取りを捉えることが重要である.死を迎える後期高齢透析患者・家族にとっての最善のケアを検討するうえで,それを支える看護師自身が死についてどのように感じ,考えているのか自覚することは重要だが,個人的な内省だけでは限界がある.後期高齢透析患者の特性を理解し合えるスタッフ間で,互いに支え合う場が必要である.
Copyright © 2016, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.