透析患者とその家族で取り組む合併症予防
寝たきり予防
山口 洋子
1
1木村内科医院
キーワード:
血液透析
,
健康教育
,
身体運動
,
腎不全-慢性
,
体力
,
転倒・転落
,
握力
,
リスク評価
,
寝たきり高齢者
Keyword:
Accidental Falls
,
Kidney Failure, Chronic
,
Health Education
,
Renal Dialysis
,
Physical Fitness
,
Exercise
,
Risk Assessment
,
Hand Strength
pp.1353-1359
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016051880
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寝たきり予防のために体力・筋力の低下を防ぐ取り組みをしていく必要に迫られている.当院では2008年より健康運動指導士の下,非透析日に体操教室を行っている.教室への参加が継続できている患者ではその効果がみられ,運動の習慣化への意識づけになっている.しかしながら,教室に参加できない,または離脱した患者への援助が問題となってくる.運動継続への働きかけとして,介護保険を利用した運動,家族と一緒の運動などがある.また,家事や趣味などの社会的活動を増やす働きかけ,転倒のリスクの評価と筋力低下を早期に見出すための握力測定の利用なども重要である.
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