リハビリ・運動療法を活用した高齢腎不全患者の栄養管理
高齢腎不全・透析患者のための体力維持を目指した運動療法の実際
平木 幸治
1
,
堀田 千晴
,
柴垣 有吾
1聖マリアンナ医科大学附属病院 リハビリテーション部
キーワード:
運動療法
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
体力
,
レジスタンストレーニング
,
歩数計
Keyword:
Exercise Therapy
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Physical Fitness
,
Resistance Training
pp.1487-1493
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017062107
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高齢の慢性腎臓病(CKD)患者は低栄養や身体不活動などさまざまな要因が関与し,フレイルやサルコペニアを高率に合併している.これらCKD患者の身体機能低下は生命予後不良の危険因子であることが明らかとなってきた.したがって,健康寿命の延伸や健やかな透析ライフを長く維持するためにも,CKDの早期から運動介入することで身体機能低下を予防することが重要である.しかし,透析患者を含めたCKD患者全般の運動療法に対する診療報酬の算定はできないのが現状である.そのため,CKD患者に対する運動療法は在宅ベースで行えるものが現実的であり,歩数計を用いた有酸素運動や自宅で可能なレジスタンス運動の実施が推奨される.
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