体重管理が困難な透析患者への支援
体重管理困難事例への看護の挑戦! 個別性に応じた看護ケア 知的障害により知識の獲得が困難な患者への関わりを振り返って 体重記録ノートの活用を試みた事例
川瀬 真紀子
1
,
村田 真紀
1国立病院機構京都医療センター 看護部
キーワード:
記録
,
血液透析
,
個性(人格)
,
自己管理
,
知的障害
,
飲用
,
体重増加
,
動機付け
,
飲水行動
,
目標達成
,
看護ケア
,
患者理解
Keyword:
Achievement
,
Drinking Behavior
,
Drinking
,
Renal Dialysis
,
Individuality
,
Intellectual Disability
,
Motivation
,
Nursing Care
,
Records as Topic
,
Self Care
,
Weight Gain
pp.1605-1610
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015026895
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慢性疾患患者が自己管理をしていくうえで知識の獲得は基本となるが,知的障害を併せもつ患者は知識の獲得が困難な場合がある.自己管理は患者本人の主体的活動であるが,知識の獲得が困難で,知識や体験を実践に結びつける思考プロセスを患者の力だけで進めていくのが困難な場合は,自分自身でできること,苦手な部分を見極め,苦手な部分を支援することで必要な療養行動の実施に?げることができる場合があることがわかった.また,患者が混乱せずに行動できるように,スタッフ間で連携し支援を統一したこと,実施できている行動を承認し続けたこと,患者の力を信じあきらめずに支援したことが重要であったと考える.
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