体重管理が困難な透析患者への支援
体重管理困難事例への看護の挑戦! 個別性に応じた看護ケア 食塩摂取制限を守れない高齢患者への支援
関根 理恵
1
,
植田 敦志
1日立製作所日立総合病院 看護局
キーワード:
患者コンプライアンス
,
血液透析
,
減塩食
,
個性(人格)
,
食塩
,
食生活
,
体重増加
,
動機付け
,
目標達成
,
看護ケア
,
栄養指導
,
高血圧性腎硬化症
,
ドライウェイト
Keyword:
Achievement
,
Diet, Sodium-Restricted
,
Feeding Behavior
,
Renal Dialysis
,
Individuality
,
Motivation
,
Nursing Care
,
Patient Compliance
,
Weight Gain
,
Sodium Chloride, Dietary
pp.1593-1598
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015026893
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血液透析患者は食塩摂取がそのまま体重増加に直結するため,その管理はとくに重要である.今回,導入後約1年が経過し,尿量の減少とともに体重増加量が多くなった高齢患者にステップ・バイ・ステップ方式で目標を設定し食塩摂取制限に対する支援を行った.その結果,患者・家族は食塩摂取制限に向けた行動を獲得し,継続することができた.看護実践を振り返ると,神谷が提示した「6ステップモデルを応用した看護展開モデル」に沿った支援であった.一般的に高齢患者の行動変容は困難といわれている.問題の明確化や動機づけは重要であり,モデルに沿った看護支援は高齢患者の自己管理へのアプローチとして有用であった.
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