体重管理が困難な透析患者への支援
体重管理困難事例への看護の挑戦! 個別性に応じた看護ケア 患者の文化的背景を考慮したアプローチによる、寄り添う看護の実践
植木 博子
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1慈泉会相澤病院
キーワード:
看護職-患者関係
,
血液透析
,
個性(人格)
,
食生活
,
ライフスタイル
,
体重
,
体重増加
,
低血圧
,
看護ケア
,
患者理解
,
異文化間ケア
Keyword:
Body Weight
,
Feeding Behavior
,
Hypotension
,
Life Style
,
Renal Dialysis
,
Individuality
,
Nurse-Patient Relations
,
Nursing Care
,
Weight Gain
,
Culturally Competent Care
pp.1563-1568
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015026888
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食べるということは,生活習慣から形成されたその人の文化であり,単純に教育・指導するだけでは,患者が自分の生活に,新たな食習慣を取り入れることは困難である.事例は高齢になってからの血液透析導入となった一人暮らしの女性である.看護として,本人が実施可能な取り組みを検討しつつ関わったが,長年の食習慣を変えられず,体重増加につながり,治療中の血圧低下が続いた.人は自分が存在する社会に多くの影響を受けて生きている.看護師は,この文化的背景に対して強制ではなく,人それぞれが異なった文化や価値をもった存在であるということを意識して,関心をもった介入を行うことが望ましいと考えた.
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